皆様、新聞やテレビ等のニュースでご覧になったことと思いますが、
先日、埼玉県越谷市で突然起きた竜巻による被害は、想像以上に過酷で恐ろしいものでした。
我が社は、まさに竜巻が発生した越谷市にあります。
今回の竜巻は、我が社から わずか500メートルの所を通過したのです。
現在建築中の現場から、その恐ろしい竜巻の姿ははっきりと確認できました。
私と社長は、「その時」、会社の事務所にいました。
突然のどしゃぶりに慌てて窓を閉めていると、しばらくして社長の奥様が買い物から戻られ、
「今、生まれて初めて竜巻を見たわよ! すごい近くみたいだったわよ!!」と。
日本で竜巻??? と思っていると・・・・・
事務所の電話が鳴り、「社長、竜巻が来て大変なことになってるの!!!!」
社長はすぐに車で現場へ直行しました。
その光景は、あの東北の津波被害現場を思わせるかのようなものだったのです。
事務所に戻ってきた社長は、
「ユウコさん、竜巻でものすごいことになっているから、すぐに現場の大工さんを全員呼び戻そう」
各現場で仕事中の当社専属の大工さん7人を全員、会社に呼びもどし
専務も一緒に全員で被害現場へ行きました。
当社で建てたお宅の隣の家の屋根がめちゃくちゃになっていました。
その数件となりの家は、半壊状態など、それはもう恐ろしい光景だったのです。
その日、全員で屋根に上り、はがれた瓦を拾い集め、応急処置に夜7時過ぎまで皆頑張りました。
その時の写真が偶然、翌日の朝日新聞の朝刊に載っていました。
この写真の屋根の上に写っているのは、全員当社の大工さんたちです。
翌日も、被害にあわれた方から数件の電話があり、その対応に追われています。
自然の恐怖を実感する出来事でした。
特に、日本では珍しい「竜巻の猛威」は想像を絶するものでした。
by アドバイザー 吉田 裕子