当社には、工務店としては大きい下小屋と呼んでいる材木置き場と作業場があります。
現在、そこで、近く上棟予定のT様邸の材木を、当社専属の大工さんが「墨付け」という作業により加工中です。
「墨付け」とは、家の材料となる材木(柱や梁材)に、一本一本、墨を使って職人が印をつける作業のことです。
昨今では、この昔ながらの職人の手作業による「墨付け」で材木を加工することが とても少なくなりました。 手間と時間がかかるので、それだけ予算もかかるからです。
代わりに、多くのハウスメーカーや工務店では、現在「プレカット」と呼ばれる方法で材料を加工しています。プレカットとは、こうした構造材や造作材の加工をすべてプレカット工場の機械で切断、加工してしまいます。
職人が手作業で墨付けして加工すると約1ヶ月かかるものも、プレカットなら、1日から2日で終わってしまうんです。
当社でも、もちろんこのプレカットによる加工もしていますが、今回の建主T様からは、是非、大工さんの手作業でお願いしたいとのご要望でしたので、作業場で現在、3人でこの墨付けによる加工を行なっているところです。
墨で、大工さんが一つ一つに 「い、ろ、は、に、ほ、へ、と・・・・・」と印をつけていく作業と、それを小さな工具による手作業で丁寧に加工している姿を見ていると、私は今でも、その職人の技術に感動してしまいます・・・!
この写真は、つい先日、工業高校を卒業したばかりの新人くんに、先輩の大工さんが仕事を教えながら一緒に墨付けした材木を加工している様子です。
当社の職人は、皆こうして先輩から技術を学んでいくんです。
まだ18才の新人○○くん、頑張って!!
それにしても、本当の「手造り」の家って・・・・・、やっぱり最高だなぁあ!!!!!
by アドバイザー 吉田裕子
とてもいいですね
返信削除素材へのこだわりを感じます
有難うございます。
返信削除これからも、当社のこだわりを大切にしつつ、お客様にご満足していただける
家造りを目指してまいります。